政府、ひとり親給付金を再支給へ 年内目指し調整、コロナ打撃配慮

厚生労働省

 新型コロナウイルス感染拡大でひとり親世帯の生活が打撃を受けているとして、政府が「臨時特別給付金」を再支給する方向で調整に入ったことが27日、分かった。再支給は年内を目指し、新型コロナ対策に使う2020年度の予備費の活用を検討している。

 6月に成立した20年度第2次補正予算には児童扶養手当を受給するひとり親世帯に第1子5万円、第2子以降は1人当たり3万円の支給が盛り込まれた。新型コロナ感染拡大の影響で大幅に減収した場合にはさらに5万円を加算していた。再支給の対象者や金額は今後決める。

 厚労省の16年度調査によると、ひとり親世帯数は推計で141万9千。


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