本田賢也教授にユネスコ賞 慶応大、腸内細菌を研究

 【パリ共同】国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部・パリ)は26日、微生物学分野での功績をたたえる「カルロス・フィンレイ賞」の2020年の受賞者に、腸内細菌の研究で知られる慶応大医学部の本田賢也教授を選んだと発表した。

 多数ある腸内細菌のうち一定の免疫反応を起こす種類の特定を可能にする研究技術の開発が評価された。

 賞はキューバ出身で黄熱病の研究で功績を残した生物学者カルロス・フィンレイにちなみ、同国の出資でつくられた。受賞者には1万ドル(約104万円)を授与する。2015年には河岡義裕東大教授が受賞した。


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