「通常医療と両立極めて困難に」 都の会議、警戒度は維持

 東京都は26日、新型コロナの現状について分析するモニタリング会議を開き、4段階で示す2項目の警戒度のうち医療提供体制は深刻な方から2番目の「強化が必要」で据え置いた。その上で「今後は重症患者数の増加が予想され、通常の医療との両立が極めて困難になると思われる」と指摘した。

 感染状況の警戒度は最高レベルの「感染が拡大している」に引き上げた今月19日の判断を維持。その後も都内の感染者が増加傾向を続ける中、医療提供体制の指標が焦点だった。

 会議のメンバーで東京都医師会の猪口正孝副会長は、医療体制の警戒度引き上げは「医療現場の実態を考えながら判断したい」と話した。


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