2020年11月26日 19:04 | 無料公開
カラオケボックスでマスクを着けず部屋の奥で歌ったとき(上)と、排気口の下に立ちマスクを着けて歌ったときの飛沫のシミュレーション(理化学研究所、神戸大提供)
スーパーコンピューター「富岳」で新型コロナ対策を研究する神戸大や理化学研究所のチームは26日、「カラオケボックスでは換気口の下に立ち、マスクをして歌うと飛沫の拡散が抑えられる」とのシミュレーション結果を発表した。
また「野外でも密集すれば感染リスクは高い」「タクシーでは外気導入モードでエアコンを使えば、窓を開けなくても飛沫は効率的に排出される」とした。
多くのカラオケボックスには換気機能があり、換気口の下に立ち、マスクやマウスガードを着けて歌うと微小な飛沫が拡散するのを抑えられることが分かった。エアコンで空気をかき回すと、飛沫が漂い続けるのが抑えられた。