中韓外相が会談、協調アピール 朝鮮半島情勢の安定管理を議論

あいさつを交わす中国の王毅国務委員兼外相(左)と韓国の康京和外相=26日、ソウル市内(共同)

 【ソウル共同】中国の王毅国務委員兼外相は26日午前、ソウルで韓国の康京和外相と会談した。王氏は冒頭で「両国関係は新型コロナウイルスの試練に耐え、より強靱な姿を見せている」と協調をアピール。康氏も両国間の緊密な協力に触れた上で「流動的な朝鮮半島情勢を安定的に管理し、平和プロセスを進展させるための協議に期待する」と述べた。

 王氏は文在寅大統領とも同日午後に会談する予定。王氏は直前に日本を訪問。韓国メディアは、王氏の日韓歴訪は日米韓3カ国の協力を重視するとみられるバイデン次期米大統領の就任前に、日韓が米側に偏りすぎないようけん制する狙いだと伝えている。


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