コロナ感染者、指数関数的に増加 「8割おじさん」が著書出版

インタビューに答える京都大の西浦博教授

 新型コロナ拡大防止策として人の接触8割減を提言し「8割おじさん」として知られる西浦博・京都大教授が、これまでの取り組みを振り返る著書「新型コロナからいのちを守れ!」(中央公論新社)を来月出版。25日に報道各社のインタビューに応じ「都市部で感染者が指数関数的に増加している」と述べ、現状に懸念を示した。

 西浦氏は感染症の数理モデルが専門。春先の第1波の際、厚労省クラスター対策班のメンバーとして接触を約8割減らせば歯止めをかけられると試算した。現在の状況は、第2波と比べ増加スピードが速いと指摘。「政策として責任を持って接触の削減をやらないといけない」と語った。


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