漫画家の矢口高雄さんが死去 「釣りキチ三平」「マタギ」

「釣りキチ三平」(講談社漫画文庫)の第1巻表紙

 大ヒットした「釣りキチ三平」など自然と人の関わりを描いた漫画家の矢口高雄(やぐち・たかお、本名高橋高雄=たかはし・たかお)さんが20日午後5時46分、膵臓がんのため東京都内の病院で死去した。81歳。秋田県出身。葬儀は近親者で行った。喪主は妻勝美(かつみ)さん。

 秋田県の高校を卒業、銀行員として働いた後、漫画家へ転身し、1973年に「週刊少年マガジン」で「釣りキチ三平」の連載を開始。大自然の中で生きる少年、三平三平が釣り名人として活躍する物語は、釣りブームの中で人気を呼んだ。10年間連載され、テレビアニメや実写映画になった。


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