配管部品で4社が価格カルテルか 公取委、立ち入り検査

 高層ビルの空調設備などに使われる配管をつなぐ部品を製造販売する4社が価格カルテルを結んだ疑いが強まったとして、公正取引委員会は25日、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで、群馬県太田市のベンカン機工など4社を立ち入り検査した。

 他に立ち入り検査を受けたのは、兵庫県洲本市の淡路マテリア、大阪市西成区の古林工業、東京都大田区の日本ベンド。

 関係者によると、4社は高層ビルの空調設備や石油精製工場、タンカーの配管などをつなぎ合わせる炭素鋼の溶接式継ぎ手の販売価格について、話し合いで引き上げていた疑いが持たれている。


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