バイデン氏、同盟重視を強調 高官候補と共に演説

 【ワシントン共同】バイデン次期米大統領は24日、東部デラウェア州ウィルミントンで演説し「米国は同盟国と協力した時に最強になる」と述べ、同盟関係を軽視した「米国第一」のトランプ外交から決別する姿勢を強調した。「力によるだけでなく、模範となり世界を主導する」とし、法の支配や民主主義、人権といった価値に基づき国際社会の指導的地位に復帰する決意を示した。

 バイデン氏は23日に発表した6人の政府高官候補と共に登壇し、トランプ政権下で揺らいだ米外交を念頭に「米国が戻ってきたという事実を映し出すチームだ」と表明。「敵対国に対抗し、同盟国を遠ざけない」と訴えた。


  • LINEで送る