新型コロナ対策、連携強化 日中外相、往来再開協議 王氏、菅政権で初来日

会談を前に肘タッチを交わす中国の王毅国務委員兼外相(左)と茂木外相=24日午後、東京都港区の飯倉公館(代表撮影)

 茂木敏充外相は24日、中国の王毅国務委員兼外相と東京都内で会談した。新型コロナウイルス感染症の世界的流行への対応で連携を強化する方針で一致した。日中間のビジネス往来再開を巡っても協議。中国公船による沖縄県・尖閣諸島周辺の領海侵入など、安全保障上の懸念を伝える。9月の菅政権発足後、中国要人の来日は初めて。菅義偉首相も25日に王氏との会談を調整している。

 茂木氏は、中国との経済関係強化への意欲を表明。香港情勢で前向きな対応を促す。両国間の懸案となっている中国の習近平国家主席の国賓来日問題に関しては、コロナ収束を優先すべきだとして議題としない方針だ。


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