2020年11月24日 18:29 | 無料公開
奈良市の東大寺は24日、「お水取り」の名で知られ、来年3月に二月堂で実施される伝統修行「修二会」について、拝観時間や参拝者人数を制限すると発表した。お堂の舞台からたいまつの火の粉が舞い散る様子を見ようと、毎年混雑するが、コロナ感染対策で密を避ける必要があると判断した。
東大寺によると、3月1〜11日は二月堂近くの広場に入れる人数を制限し、少し離れた場所に拝観スペースを設ける。参拝者が増える12〜14日には午後5時以降の二月堂周辺を立ち入り禁止にする一方、奈良公園に大型ビジョンを設けて、奈良県出身の映画監督河瀬直美さんが撮影した修行の様子をライブ配信する。