三菱創業150年で記念式典 環境変化「原点に立ち戻る」

創業150周年記念式典後、三菱グループの綱領を前に記念撮影する(左から)三菱商事の小林健会長、三菱重工業の宮永俊一会長、三菱UFJフィナンシャル・グループの平野信行会長=24日午後、東京都内のホテル

 三菱グループは24日、今年で創業150周年を迎えたことを記念した式典を東京都内で開いた。三菱重工業の宮永俊一会長がグループを代表し「挑戦者として第一歩を踏み出した原点に立ち戻り、新たにスタートしたい」とあいさつ。新型コロナウイルス流行やデジタル化などの環境変化に対し、各社が協力して取り組む考えを強調した

 三菱グループは岩崎弥太郎が1870年に創業。戦前戦後を通じて発展してきた。

 近年は業績が低迷し、業界内で地位を下げる企業もあるが、三菱商事の小林健会長は記者会見で「元気がないとは一概には言えない。各社が社会の変革を要する時期にもがいている」と説明した。


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