富士山再開に向け助成を 山小屋など静岡県に要望

 富士山の静岡県側登山ルートにある山小屋の組合や、同県側山麓に営業所を置くバスやタクシーの交通事業者が24日、新型コロナウイルスの影響で今年の開山を見送った富士山の来季の登山再開に向け、感染予防対策への支援を求める要望書を静岡県に提出した。

 要望書では、各事業者が閉山で収入を絶たれ「極めて厳しい状況に置かれている」と強調。登山道入り口となっている5合目よりも手前の駐車場で登山客を検温することや、現在は任意で1人千円を集めている「富士山保全協力金」を休日は2千円にして感染防止対策に充てることを提案し、支援を求めた。


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