休場の白鵬と鶴竜に初の「注意」 横審、引退勧告に次ぐ重い決議

白鵬(左)と鶴竜

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は23日、東京都墨田区の両国国技館で定例会合を開き、3場所連続休場中の白鵬、鶴竜の両横綱に対し、引退勧告の次に重い「注意」を決議した。出席委員6人(2人欠席)の満場一致。横審の決議事項には厳しい順から引退勧告、注意、激励があり、注意が決議されるのは初めて。

 35歳の両横綱は今年の5場所で皆勤はともに1場所だけ。矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)は2人がともに直近12場所で8度休場したことを重く見て「横綱の責任を十分に果たしてきたとはいえない。来場所には覚悟を決めて備えてもらいたい」と話した。


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