石川・志賀原発の事故訓練実施 コロナ対策も確認

北陸電力志賀原発2号機の事故を想定した訓練で、放射性物質による汚染を検査する手順を確認する関係者=22日午後、石川県かほく市

 石川県は22日、北陸電力志賀原発2号機(同県志賀町)が地震で外部電源を喪失、冷却装置で注水できなくなり、放射性物質が放出される事故を想定した訓練を実施した。自衛隊や、原発から30キロ圏内の富山県氷見市など約130機関の約440人が参加。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ措置も確認した。

 訓練は震度6強の地震が発生したと想定。司令塔となる志賀オフサイトセンターに石川県や北陸電の関係者が集まり、専用のテレビ会議システムで国などと情報共有する手順を確認した。

 避難経路では、車両や住民の放射性物質による汚染を検査する手順を訓練した。


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