JR四国、冬賞与1・39カ月 民営化後最低、コロナ打撃

 JR四国は22日までに、冬のボーナスに当たる年末手当を基準内賃金の1・39カ月分とすることで労働組合と妥結した。前年の1・89カ月分から大幅に減った。JR四国によると、1987年の民営化後、最低という。

 同社は新型コロナウイルス禍の影響で乗客が激減。2020年9月中間連結決算の純損益は53億円の赤字(前年同期は12億円の黒字)に転落し、00年度に中間連結決算の公表を始めて以降、最大の赤字となった。

 今月6日の記者会見で西牧世博社長は「コロナが収束しても、乗客数がコロナ禍前の水準に戻るのは困難」と述べ、運賃の値上げを検討する意向を示している。


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