EU、ボスニアで融和呼びかけ デートン合意から25年

 【ウィーン共同】ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦の終結となった「デートン合意」から今年で25年となるのに合わせ、欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は21日、訪問先のサラエボで声明を発表し「未来を見なければならない」と民族融和を呼びかけた。AP通信が報じた。

 ボレル氏はボスニア指導部との会談後「改革をやり遂げるために一層努力しなければならない」と指摘した。

 現在は目立った戦闘は起きていないが、民族間の融和が進んでいるとは言えない状態。EU側からは、汚職対策や人権保護にさらに取り組むことなども期待されている。


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