2020年11月21日 18:15 | 無料公開
原節子が映画「新しき土」の宣伝でドイツ訪問時に着た振り袖。特別展で初展示された=10月、神奈川県鎌倉市
伝説の女優はなぜ42歳で銀幕から姿を消し、95年の生涯を終えるまで沈黙を貫いたのか―。原節子の生誕100年を機に、神奈川県の「鎌倉市川喜多映画記念館」で、歩みを振り返る特別展が12月13日まで開かれている。担当者は「謎多き女優の生涯を見つめ直す機会にしてもらえたら」と話している。
原は1920年に生まれ、15歳でデビュー。翌年、日独合作映画「新しき土」(37年公開)のヒロインに抜てきされた。
鎌倉市で開かれている特別展では、原が「新しき土」の宣伝でドイツ訪問時に着た振り袖が初展示されるほか、同じ年生まれの国際派女優山口淑子の人生も取り上げる。