鹿児島の川内1号機、17日起動 国内の稼働原発は2基に

 全国で初めてテロ対策の「特定重大事故等対処施設」(特重施設)が完成した九州電力川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉が17日に起動する。現在、国内で稼働中の原発は九電玄海4号機(佐賀県玄海町)のみだが、これで2基となる。

 17日午後7時半ごろ、起動する。順調に進めば、18日午前7時ごろに核分裂反応が安定的に続く「臨界」に到達する。19日午後11時ごろに発電を始め、通常運転への復帰は12月中旬を予定している。

 九電は特重施設の完成が期限に間に合わないとして、1号機を3月に停止し工事を進めてきた。今月11日に原子力規制委員会の使用前検査に合格した。


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