外出や店舗営業を原則禁止 オーストリア、コロナ対策

 【ウィーン共同】オーストリアのクルツ首相は14日記者会見し、新型コロナウイルス感染拡大の対策として、17日から12月6日まで仕事や生活必需品の購入などを除き外出を原則禁止すると発表した。スーパーや薬局など必需品を販売する店以外は、店舗営業も禁止する。また、可能な限りの在宅勤務を呼び掛けた。

 オーストリアは既に夜間外出禁止や飲食店の営業制限などの対策を取っているが、十分な効果が見えず、より厳しい措置に踏み切ることを決めた。オーストリアは人口約900万人。米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、累計感染者数は約20万人に上る。


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