女川再稼働の地元同意、11日に 宮城知事ら、被災原発で初

宮城県の東北電力女川原発。左手前が2号機=8月

 東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)を巡り、村井嘉浩県知事が11日に須田善明女川町長、亀山紘石巻市長との3者会談を開き、再稼働同意を表明することが分かった。10日、関係者が明らかにした。再稼働に必要な地元同意手続きが完了する。

 東日本大震災で被災した原発、重大事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)のいずれでも全国初となる。梶山弘志経済産業相は3月、電力安定供給などの観点から村井氏に再稼働への了解を求めており、村井氏は今月中にも同意したことを伝える。

 再稼働の地元同意では、立地2市町と県の議会が既に容認している。


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