希少トカゲモドキの保護を要請 ワシントン条約に環境省

ケラマトカゲモドキ(環境省提供)

 環境省は6日、南西諸島に生息する固有種で、国内希少野生動植物種(希少種)に指定されているトカゲモドキとイボイモリの計7種について、他国に保護の協力を求めるワシントン条約の「付属書3」に掲載するよう条約事務局に要請したと明らかにした。密輸を防ぐ狙いで、付属書3への掲載が認められれば国内初。要請は5日付。

 掲載を要請したのは、褐色の体にカラフルな模様が特徴の爬虫類のトカゲモドキの6種と、平たい体の両生類イボイモリ。限られた場所でしか見られず、愛好家も多い。中国とベトナムの固有種が2019年、付属書に掲載され、日本固有種の密輸出が加速することが危ぶまれていた。


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