2020年11月4日 14:21 | 無料公開
国土交通省
国土交通省は4日、マスクを着用していない客の乗車を拒否できると定めたタクシー事業者の運送約款を認可した。新型コロナウイルス感染症対策として、東京都内の10事業者が約款の変更を申請していた。今後全国に動きが広がる可能性がある。
道路運送法は、泥酔したり、運転手に暴力を振るったりする場合などを除き、客の乗車を拒否してはならないと規定。各事業者は、同法に基づいた運行ルールを約款で定めている。
事業者側は、飲酒後にマスクを着けず大声で話すなどの行為が、運転手の感染リスクを高めるとして問題視。乗車を断れるよう国交省に求めていた。