「ウォームビズ」本格スタート 来年度以降、国は期間を設定せず

「ウォームビズ」が始まり、セーターなどを着て働く環境省の職員=2日午前、東京・霞が関

 冬の地球温暖化対策として、オフィスや家庭で暖房の使用をできるだけ控える「ウォームビズ」が2日、本格的にスタートした。来年3月まで。小泉進次郎環境相は来年度以降、夏場の冷房を控える「クールビズ」とともに実施期間を企業や個人に委ねる方針で、国として期間を設けることはしない。

 ウォームビズは環境省が提唱し、2005年に開始。重ね着などの工夫で、室温が20度でも快適に過ごせる生活スタイルを目指す。住宅の断熱性能の向上や省エネ家電の導入も呼び掛ける。

 東京・霞が関の環境省脱炭素ライフスタイル推進室では2日、職員がセーターを着たり膝掛けを使ったりしていた。


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