国内初光るクモヒトデ発見 加計呂麻島、新種か

外部からの刺激で緑色の光を発する「キンハブトラノオクモヒトデ」(鹿児島大の藤井琢磨特任助教提供)

 鹿児島県・奄美諸島の加計呂麻島沿岸で、これまで国内で確認されていない種類のクモヒトデが発見されたことが、鹿児島大などの調査で分かった。刺激を与えると光る特徴があり、10月28日に日本動物分類学会が発行する国際誌(電子版)に発表された。新種の可能性もあるという。

 鹿児島大の藤井琢磨特任助教(33)が昨年9月と今年2月、加計呂麻島沿岸の水深15メートルの海底で見つけ、2匹を採集。長さ約25センチの腕が5本あり、外部からの刺激に対し肉眼でも確認できる明るさで緑色の光を発することが判明した。


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