トヨタ社長「車造りで経済復興」 創始者豊田佐吉の顕彰祭で

豊田佐吉の顕彰祭であいさつするトヨタ自動車社長の豊田章男氏=30日午後、静岡県湖西市(同市提供)

 トヨタ自動車グループの創始者、豊田佐吉(1867〜1930年)の没後90年の命日に当たる30日、功績をたたえる顕彰祭が生誕地の静岡県湖西市で開かれた。市によると、ひ孫に当たるトヨタ社長の豊田章男氏は、新型コロナの収束が見通せない中で「もっといい車を造ることが日本経済の復興につながる」とあいさつした。

 感染予防のため非公開で規模を縮小して開催。佐吉の孫でトヨタ名誉会長の豊田章一郎氏や湖西市長の影山剛士氏、地元関係者ら19人が出席し、佐吉の胸像に献花した。章男氏は「幸せの量産を使命とし、世界中の人々から必要とされ、頼りにされる企業を目指す」と誓った。


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