森友自殺文書開示の訴訟、国反論 「コロナで業務態勢が縮小」

 学校法人「森友学園」の国有地売却問題を担当し自殺した元財務省近畿財務局職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(49)が、公務災害補償に関する文書を情報公開請求したのに開示可否決定を翌年まで延期されたことの違法確認を求めた訴訟で、国側が新型コロナウイルスの影響で業務態勢を縮小したため延期は適当だったと次回の口頭弁論で反論することが30日、分かった。

 8月の第1回口頭弁論で、国側は請求棄却を求めた。第2回弁論は11月5日の予定。

 第1回弁論後に国側が提出した準備書面などでは、関連文書が多く、緊急事態宣言で業務態勢も縮小し、延期は適当だったとしている。


  • LINEで送る