春日部市議の発言に議長が謝罪 性的少数者巡り、批判受け

 埼玉県春日部市の井上英治市議が、パートナーシップ制度や差別撤廃を求めた性的少数者の請願を「左翼の作戦」などと発言した問題で、市議会の佐藤一議長は30日、「不快な思いをされた方々に深くおわび申し上げます」とのコメントを発表した。

 井上市議の発言撤回を求めて抗議していた当事者支援団体レインボーさいたまの会の鈴木翔子共同代表は「本人の反省や謝罪、撤回がないと不十分だ」と話した。

 議会事務局によると、発言が報じられて以降、メールや電話で約20件の意見が寄せられた。批判がほとんどで、発言取り消しを求める内容もあったという。


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