防災、減災の拡充を提言 岡山で中核市市長会議

岡山県倉敷市で開かれた「中核市市長会議」=30日

 全国の中核市の市長が共通課題を話し合う「中核市市長会議」が30日、岡山県倉敷市で開かれた。自然災害が相次いでいる状況を踏まえ「緊急防災・減災事業債」の対象拡充や住民の避難行動につながる情報の効果的な共有などを求める提言を採択した。

 中核市市長会会長の太田稔彦愛知県豊田市長は、会議後の記者会見で「被災地の経験を踏まえた提言。重く受け止めてもらいたい」と強調。2018年7月の西日本豪雨で甚大な被害が出た倉敷市の伊東香織市長は「住民に直接的に役立つ要望をしていく」と述べた。

 会議には中核市60市のうち39市が参加した。


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