隠れ集団墓地で59遺体を発見 メキシコ、抗争被害者か

 【ロサンゼルス共同】メキシコ当局は29日までに、中部グアナフアト州サルバティエラで、人目に付かないよう隠された集団墓地の中から59遺体が見つかったと発表した。メキシコメディアなどが伝えた。同州では麻薬組織同士の激しい抗争が続いており、連れ去られて殺害された被害者の可能性がある。

 遺体の多くは若者で、少なくとも10人は女性とみられる。当局は、他にも遺体が埋められている可能性があるとみて捜索作業を続けている。

 メキシコでは「麻薬戦争」と呼ばれる状態が長く続き、政治家や記者らを狙った殺害事件が多発するなど治安が悪化。同様の集団墓地はこれまでにも見つかっている。


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