小学校の給食で105人が食中毒 東京・中野、重症者なし

 東京都は29日、中野区立中野第一小の児童ら105人が下痢や発熱などの症状を訴え、給食が原因の食中毒と断定したと発表した。重症者はおらず、既に全員が回復したとしている。患者の便からは食中毒の原因となる細菌のカンピロバクターが検出された。

 都によると、105人が症状を訴えたのは12〜22日。共通する食事は給食だけだった。自校で調理しており、13、14日の材料だった鶏肉からカンピロバクターが検出された。原因となったメニューは特定できていない。区は29日から7日間の供給停止処分とした。

 カンピロバクターは、家畜や野生動物の腸の中などに存在。熱や乾燥に弱い。


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