パナソニック、純利益が半減 航空機、自動車向け製品が不振

 パナソニックが29日発表した2020年9月中間連結決算は、純利益が前年同期比51・6%減の488億円とほぼ半減した。航空機や自動車向け製品の販売が不振だったことが響いた。米電気自動車(EV)大手テスラが自社開発する新型電池で協力要請を受けたことも明らかにした。

 売上高は20・4%減の3兆591億円だった。航空機製品などを扱う部門と、自動車向け部門はいずれも営業赤字だった。新型コロナウイルスの流行に伴い空気清浄機の国内販売は増えた。7〜9月期に限定すると自動車向けの受注は急回復した。

 21年3月期の業績予想は据え置いた。


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