SNS規制、具体論乏しく 米IT3社出席の公聴会

米議会上院の公聴会にオンラインで出席したフェイスブックのザッカーバーグCEO(奥)=28日、ワシントン(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】会員制交流サイト(SNS)を手掛けるフェイスブックなど米IT大手3社の最高経営責任者が出席した28日の議会上院の公聴会で、議員からは投稿管理の規制強化を求める声が相次いだ。ただ、来月の大統領選を意識した与野党によるアピール合戦の色彩が強く、具体的な議論の進展は乏しかった。

 公聴会でIT3社トップは、投稿内容の責任を問われず、内容削除の裁量も認める「通信品位法230条」について、表現の自由を守るために「最も重要な法律だ」(ツイッターのドーシー氏)などとし、尊重するよう求めた。

 一方、議員側は与党共和党を中心に現行法の見直しを強く要求した。


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