鈴木大地氏、立候補見送り 千葉知事選、森元首相が出馬反対

鈴木大地前スポーツ庁長官(左)と森喜朗元首相

 来年4月の任期満了に伴う千葉県知事選で自民党県連が擁立を調整していた鈴木大地前スポーツ庁長官(53)が立候補を見送る意向を県連幹部に伝えたことが29日、関係者への取材で分かった。県連は30日、県選出国会議員が集まる会合を開き、今後の対応を協議する予定。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相が28日、自民党千葉県連会長の渡辺博道衆院議員と面会し、鈴木氏の出馬に反対する考えを伝達。鈴木氏の擁立は困難な情勢になっていた。

 知事選を巡っては、森田健作知事(70)が態度を明確にしておらず、県連は森田氏の不出馬を想定し、鈴木氏の擁立作業を進めていた。


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