14年も学術会議に説明を要求 官邸、推薦の決定後

 日本学術会議が推薦した新会員候補6人が任命されなかった問題で、学術会議側が2014年の半数改選で推薦する人を決めたことを伝えるため官邸を訪れた際、官邸側から選考過程の説明を求められていたことが28日、学術会議関係者への取材で分かった。

 学術会議は3年ごとに会員210人の半数が交代する。関係者によると、同年7月11日の臨時総会で105人の推薦を決定した数日後、当時の大西隆会長が事務局職員とともに訪問。官邸側からどのようにして選んだのか聞かれ、105人のほかに選考から外れた12人を含む名簿を示したという。その後、推薦通りに105人が任命された。


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