2020年10月27日 18:28 | 無料公開
小林製薬が27日発表した2020年1〜9月期連結決算は、売上高が前年同期比5・5%減の1050億円だった。新型コロナ感染拡大の影響で、除菌・衛生関連商品の売り上げが好調だった一方で、訪日外国人向けの売り上げが約8割減と大きく落ち込んだことが響いた。
訪日外国人向けの売上高は前年同期の74億円から14億円へと急減。更年期症状を和らげる医薬品「命の母」や、傷薬「サカムケア」、洗眼薬「アイボン」など外国人に人気だった商品が軒並み苦戦した。ただコロナ禍でマスク用の商品や汚れを拭き取るクリーナーといった除菌・衛生関連商品は堅調に推移し、33億円の増収効果があった。