角野栄子児童文学館、設計を発表 東京、色とりどりの物語楽しんで

角野栄子さんがプロデュースする児童文学館の完成予想図(江戸川区提供)

 東京都江戸川区は27日、「魔女の宅急便」原作者で、国際アンデルセン賞受賞者の児童文学作家角野栄子さん(85)がプロデュースする児童文学館の基本設計を発表した。計画では、地上3階建てで、展示エリアや読書空間などを設ける予定。

 オンラインで参加した角野さんは、「本棚に詰まった色とりどりの物語を楽しんで、言葉の豊富さに気付く機会になればいい」と話した。内装は角野さんが好きな「いちご色」で統一。「真っ赤っかでびっくりするだろうが、驚きから想像力が生まれる」と笑顔で狙いを語った。

 予定地は同区の「なぎさ公園」。1、2階に展示エリアや読書テラス、3階にカフェが入る。


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