2020年10月27日 15:15 | 無料公開
ANAのロゴマーク=羽田空港
全日本空輸を傘下に持つANAホールディングスは27日、2021年3月期の連結純損益が過去最悪の5100億円の赤字(前期は276億円の黒字)になるとの見通しを発表した。財務基盤を強化するため、銀行から一部が資本とみなされる劣後ローン計4千億円を調達する契約を同日結んだことも公表した。
新型コロナウイルスの終息が見通せず、国際線を中心に旅客数の大幅な減少が続くと判断した。
赤字額はリーマン・ショック後の10年3月期に計上した573億円のこれまでの過去最大をはるかに上回る規模となる。連結売上高は前期比63%減の7400億円を見込む。