養護施設出身者に推薦枠 福岡・筑紫女学園大、生活支援も

 筑紫女学園大(福岡県太宰府市)は26日までに、経済的理由などから大学進学へのハードルが高いとされる児童養護施設や里親家庭の子どもたちを対象に、学校推薦型選抜(推薦入試)を導入することを決めた。入学前から施設関係者とも連携し、生徒の授業選択や、奨学金の受給についても個別相談に応じる。

 大学によると、児童養護施設出身者らが対象の入試枠や生活支援は全国的にも珍しいという。新制度の入試は12月、人間科学部社会福祉コースで実施(定員若干名)。その後、全学部への拡大も検討している。


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