容疑者のDNA型を検出か 18年前の中国人殺害事件

 東京都杉並区のアパートで2002年11月、住人の中国人留学生許振勇さん=当時(22)=が殺害された事件で、現場近くに残されていた血痕から、許さんとは別人のDNA型が検出されたことが26日、捜査関係者への取材で分かった。容疑者の血痕の可能性があり、警視庁捜査1課が調べている。

 捜査関係者によると、事件当時は検出できなかったが、最新技術で鑑定したところ判明した。

 許さんは02年11月29日、玄関付近で、うつぶせで倒れた状態で見つかり、腹部に刃物のようなもので刺された傷が約10カ所あった。携帯電話や腕時計はそのままで、室内に物色されたような痕跡はなかった。


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