公安庁、オウム観察処分更新請求 死刑執行後初、後継3団体が対象

 公安調査庁は26日、団体規制法に基づき、来年1月末で3年の期限を迎えるオウム真理教への観察処分の更新を公安審査委員会に請求した。対象は「アレフ」など後継3団体。更新請求は2017年11月以来7回目で、18年7月に教祖松本智津夫元死刑囚=執行時(63)、教祖名麻原彰晃=ら13人に対する死刑執行後は初めて。

 公安庁は、3団体とも「松本元死刑囚への絶対的帰依や活動状況に特段の変化は認められない」と指摘し、観察処分で活動状況を継続的に明らかにする必要があるとした。公安審は今後、教団側の意見陳述などを経て、更新の可否を決定する。


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