女性乗客に出産検査を強要 ドーハの空港、出発前に

 【シドニー共同】中東カタールの首都ドーハにある国際空港で今月、新生児が遺棄されているのが見つかり、オーストラリア・シドニー行き航空機の女性乗客多数が出発直前、出産したかどうかの身体検査を強要されていたことが分かった。オーストラリアのメディアが26日までに報じた。

 13人がオーストラリア人女性で、同国のペイン外相は26日、女性たちへの扱いは不快で不適切だったとの認識を示し「カタール政府当局に重大な懸念を伝えた」と述べた。オーストラリア連邦警察も対応に乗り出す。

 同便は数時間遅れて出発。シドニー到着後、女性乗客は保健当局から医学的、心理的なサポートも受けた。


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