国連総長「世界的運動の到達点」 核禁止条約の発効決定を評価

 【ニューヨーク共同】国連のグテレス事務総長は24日、核兵器禁止条約の批准数が50カ国・地域に達し発効が決まったことを受け「条約発効は、核兵器使用による壊滅的な人道上の結末に関心を集める世界的運動の到達点だ」として高く評価する声明を出した。

 グテレス氏は「批准国・地域を称賛し、条約の交渉と批准を推進した市民社会の働きに敬意を表する」と表明。条約発効は「原爆投下や核実験の被害を受けた(被爆者ら)生存者をたたえるもの」であり、国連の優先課題である核兵器廃絶の実現に向けた後押しとなると語った。


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