ギニア大統領選で現職3選 出馬強行に抗議、9人死亡

ギニアの首都コナクリで投票をするコンデ大統領(中央)=18日(AP=共同)

 西アフリカ・ギニアで18日に行われた大統領選で、選挙管理委員会は24日、現職コンデ氏(82)が59・49%を獲得し勝利したと発表した。AP通信が報じた。憲法は任期を2期までと定めていたが、コンデ氏は3月に国民投票を実施して改憲し3選出馬を強行。野党支持者が抗議デモを起こして治安部隊と衝突し、少なくとも9人が死亡するなど混乱が広がっている。

 対抗馬のディアロ元首相の得票率は33・5%だった。コンデ氏は憲法の大統領任期の規定を、2期10年から2期12年に変更。自分が大統領を務めてきた2010年からの10年間は新規定に含まれず、出馬が可能だと主張した。


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