コロナ第2波直撃、欧州経済に影 英EUの貿易交渉難航も追い打ち

夜間の外出禁止令が出され、静まりかえるパリのシャンゼリゼ通り=17日(AP=共同)

 【ロンドン共同】欧州を襲う新型コロナウイルス流行の第2波が、域内経済に影を落とし始めた。多くの国で再強化された感染対策が、景気回復の足かせになる恐れが出ている。期限が迫る英国の欧州連合(EU)離脱に伴う貿易交渉の難航も重なって、先行きの不透明感が強まっている。

 欧州各国では10月に感染者数が急増し、スペインとフランスの累計感染者数は100万人を超えた。感染拡大を阻止しようと、店舗の営業規制などが再強化された。チェコやアイルランドはロックダウン(都市封鎖)を開始。フランスやイタリアといった主要国でも深夜の外出が禁止されるなどしている。


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