中越地震から16年で追悼式 新潟・旧山古志村

新潟県中越地震から16年の追悼式で、メッセージを発する旧山古志村の子どもたち=23日夕、新潟県長岡市

 68人が死亡した2004年の新潟県中越地震から16年となった23日、5人が亡くなり一時全村避難した長岡市の旧山古志村で追悼式が開かれた。並べられたキャンドルを元村民らが囲み、発生時刻の午後5時56分、犠牲者の名前が刻まれた「希望の鐘」の音を合図に黙とうをささげた。

 地震により自宅が半壊した五十嵐なつ子さん(69)は「地震ではみんなが同じ痛みを受けた。16年たってもこの日はみんなで一緒にいたい」と話した。当時村役場の職員だった星野光夫さん(67)は「同級生や同僚が亡くなった。みんなのことは忘れない」と誓った。


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