茶のDNAで機能成分予測、静岡 新品種開発の効率化に期待

 さまざまな品種のある日本茶のDNAを分析することで、カテキンやカフェインなどの機能性成分の量を予測できる手法を開発したと、静岡大の一家崇志准教授らのチームが23日、発表した。発芽した苗の段階で分析できるため、新品種の開発が短期間で効率良くできるようになるという。

 一家准教授は「日本では茶の消費量が伸び悩むが、海外ではその多様性や機能性が注目されている。開発した手法を利用して多様なニーズに迅速に応えることで、茶業を盛り上げ、海外にもアピールしたい」と話した。


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