時事通信社コラム、他媒体と酷似 配信済み計13本取り消し

 時事通信社は23日、5〜8月に地方紙に配信した連載コラム「画家の本づくり」に、ネット上の文章や美術館の図録と酷似した表現が複数含まれていたとして、配信済みの計13本全てを取り消すと発表した。

 同社によると、コラムは美術家が手掛けた本の装丁を紹介する内容で、社外のフリージャーナリストが執筆。第15回の編集作業で文章の事実関係を調べた際、原稿の約7割が他媒体に掲載された文章と酷似していることが判明した。既に配信していた第1〜13回も調査。うち11本の少なくとも19カ所で他媒体の文章と似た表現を確認した。

 フリージャーナリストは「盗用はしていない」と話した。


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