反体制派の出国は自分が許可 プーチン大統領が主張

 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は22日、猛毒の神経剤で襲われたとみられる反体制派ナワリヌイ氏のドイツへの出国は、自分が許可したと主張した。ナワリヌイ氏は、毒殺未遂はプーチン氏が指示したと非難している。

 オンライン会議での質問を受け、プーチン氏は「政権がその人物(ナワリヌイ氏)を毒殺したいなら、ドイツでの治療のために出国させなかっただろう」と答えた。

 プーチン氏によると、ナワリヌイ氏の妻がドイツへの出国の許可を求めたので、直ちに検察庁に出国を認めるよう指示した。ナワリヌイ氏は刑事事件で有罪判決を受けており、通常なら出国が認められなかったとしている。


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