ルワンダ虐殺容疑者を移送へ 逮捕のフランスからオランダに

 【ブリュッセル共同】1994年に起きたアフリカ・ルワンダ大虐殺の責任者を裁く国際刑事法廷メカニズム(IRMCT、オランダ・ハーグ)の判事は21日、今年5月にパリ郊外で逮捕されたルワンダ出身の実業家フェリシアン・カブガ容疑者(85)の身柄を、ハーグの国連留置施設に移送するよう命じた。

 IRMCTの逮捕状は、法廷があるタンザニア・アルーシャへの移送を求めていたが、容疑者側からの要請や年齢、新型コロナウイルス感染リスクなどを考慮し、判事はハーグ移送を認めた。健康状況を判断するための「一時的移送」とされているが、公判もハーグで行うとみられている。


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